ここでは、お子さんを塾に通わせる目的という観点から、個別指導塾・集団塾それぞれの向き・不向きを比較検証しました。
学習の目的 | 個別指導塾 | 集団塾 |
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学力が比較的低めなので、通知表をプラス1UPさせたい | ![]() |
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勉強への苦手意識が高いので、やる気を持たせたい | ![]() |
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自分に合った勉強方法を身に付けさせたい | ![]() |
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苦手科目を克服させたい | ![]() |
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一定レベル以上の学力はあるが、 さらに向上させて上位校・難関校を狙いたい |
![]() ※条件アリ |
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平均レベルだが、得意科目を増やしていきたい | ![]() ※条件アリ |
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本人が行きたがっている学校が高レベル なんとしてでも合格できるラインまで学力を上げさせたい |
![]() ※条件アリ |
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競争相手がいる環境の中で切磋琢磨され、 レベルの高い生徒さんたちと互角に戦える学力を身に付けたい |
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※「条件アリ」…カリキュラム内容によっては、目標を実現できるような授業がうけられることを意味する
そもそも、お子さんを学習塾に通わせる理由は、学力をより向上させるということに尽きるでしょう。これはほぼ全ての親御さんに共通すると思います。
しかし、お子さんの学力や意識、目標はそれこそ十人十色。それこそ選ぶべき塾は、ひとり一人違います。そこで、塾に通う目的という点に焦点を当て、個別指導塾・集団塾を比較すると、前述したような結論にたどり着くのです。
個別指導塾には、生徒の学力に合わせて、わからない所をわかるまで教えてもらえるという大きなメリットがあります。
集団塾のように、分からない生徒が置いてけぼりになるということがなく、講師との物理的・心理的双方の距離が近いため、質問もしやすいという利点もあります。
その反面、緊張感の欠如や講師との馴れ合い的感情が生まれてしまいやすいというデメリットがあり、講師の質も塾によってバラつきがあるケースも見受けられます。
集団塾の場合はまず、講師のレベルが比較的高いというメリットがあります。周囲の生徒との競争意識を植えつけ、勉強に対する意欲をより高めやすい環境ができあがっているのも魅力のひとつといえます。
そのため、一定レベルの学力のある子がさらなる高みを目指すには適していると言えますが、逆に学力が低い子には一方通行の授業になってしまいやすいという現実もあります。
しかしながら、個別指導塾は学力のある子に不向きということではありません。
個別指導塾の最大のメリットは「生徒ひとり一人のレベルに合わせた「カリキュラム」を設定できる」こと。
個別指導塾のなかには、保護者・生徒の希望に合わせたオーダーメイド方式のカリキュラム設計をしてくれるところもあり、上位校・難関校を狙うための授業をうけることができるのです。
塾選びの際は、これらの視点を踏まえ、お子さんにベストな授業を行ってくれる塾を選択するのがベストだといえます。